JSA かながわ日本科学者会議奈川支部ー

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お知らせ

2024/04/12NEW
【お知らせ】日本科学者会議神奈川支部第 60 回大会と記念講演のお知らせ JSA
2024/04/01NEW
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 59 No.4 発行しました(支部通信)
2024/03/01NEW
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 59 No.3 発行しました(支部通信)
2024/02/24NEW
【お知らせ】「保育の科学と保育者の役割」と豊富な話題提供-JSAかながわ支部の研究交流会
2024/02/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 59 No.2 発行しました(支部通信)
2024/01/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 59 No.1 発行しました(支部通信)
2023/12/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.12 発行しました(支部通信)
2023/11/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.11 発行しました(支部通信)
2023/10/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.10 発行しました(支部通信)
2023/09/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.9 発行しました(支部通信)
2023/08/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.8 発行しました(支部通信)
2023/07/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.7 発行しました(支部通信)
2023/06/01
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.6 発行しました(支部通信)
2023/05/08
【お知らせ】JSA神奈川支部第59期定期大会のお知らせ・議案
2023/04/18①
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.5 発行しました(支部通信)
2023/04/18②
【お知らせ】神奈川支部は学術会議声明を全面的に賛同します
2023/03/14①
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.4 発行しました(支部通信)
2023/03/14②
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.3 発行しました(支部通信)
2023/02/18
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.2 発行しました(支部通信)
2023/01/17
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 58 No.1 発行しました(支部通信)
2022/11/15
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 57 No.12 発行しました(支部通信)
2022/11/14
ブログ『わたしの一言』 自己紹介 益田総子会員
2022/10/18
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 57 No.11 発行しました(支部通信)
2022/09/16
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 57 No.10 発行しました(支部通信)
2022/09/13①
【お知らせ】JSA神奈川支部通信 Vol. 57 No.9 発行しました(支部通信)
2022/09/13②
【お知らせ】書籍の紹介(ブログ「わたしの一言」)
2022/09/13③
【お知らせ】Nature誌が軍事に傾倒する日本の科学技術政策を報道(ブログ「わたしの一言」)
2022/07/15
【お知らせ】山中市政を応援する市民のつどい「山中市長の市政運営と公約実現に向けて!」
2022/06/29
【お知らせ】7月に支部ホームページを開設します
2022/06/12
【お知らせ】決議 学問の⾃由と⼤学の⾃治を破壊する経済安保法と国際卓越研究⼤学法を廃⽌せよ
2022/05/28
【お知らせ】日本科学者会議第53回定期大会が開催されました
2022/05/14
【お知らせ】JSA神奈川支部第58回定期大会議案

研究会・交流会・イベント

会則・規約・会費

日本科学者会議とは

日 本 科 学 者 会 議

The Japan Scientists' Association

現代社会において、科学と科学者の果たすべき役割は、ますます重大なものとなっています。科学の急速な発展は、コンピューターを利用しての大量・迅速な情報処理や宇宙空間の平和利用など、かつて予想もできなかったことを可能にしました。これらは、人間の頭脳が生み出した人類社会への大きな貢献であることは確かです。その反面、科学の成果が戦争や犯罪に利用され、多くの人々を殺傷し、時に子孫の代までとりかえしのつかない不幸をもたらすことがあることは、核兵器や生物化学兵器の例を見ても明らかです。また、科学技術を利用した無秩序な生産・開発等に伴う環境汚染の問題も、地球規模に拡大し、人類の生存を脅かしています。

科学を人類に役立て正しく発展させるようにするためには、何よりも科学研究に携わる科学者がその社会的責任を自覚し、科学の各分野を総合的に発展させ、その成果を平和的に利用するよう社会に働きかけねばなりません。

日本科学者会議(JSA)は、まさにこうした目的を果たすためにつくられ、活動しています。1965 年の創立以来、一貫して日本の科学の自主的・総合的な発展を願い、科学者としての社会的責任を果たすため、核兵器の廃絶を含む平和・軍縮の課題、環境を保全し人間のいのちとくらしを守る課題、大学の自治を守り科学者の権利・地位を確立する課題など、さまざまな活動を進めてきました。国際的には、1971年に世界科学者連盟(1946年創立、初代会長フレデリック・ジョリオ=キューリー)に加盟し、今は、International Network of Engineers and Scientists for Global Responsibility(INES)に加盟して、世界の科学者運動と交流を深め、核兵器廃絶をはじめとする諸活動で積極的な役割を果たし、ユネスコ(国連教育科学文化機関)とも研究連絡をとるなど、種々の国際的 NGO (非政府機関)と交流があります。

JSA は、日本のすべての都道府県に支部を持ち、大学・学校や国公立・民間試験研究機関などに分会・班があり、さまざまな活動を行っています。そうした活動には人文・社会・自然科学のすべての分野の科学者(研究者・教育者・技術者・弁護士・医師・大学院生など)が参加しており、個別科学分野の学会・協会とは異なる総合的観点から諸問題に取り組んでいます。

人文・社会・自然科学のすべての分野の科学者が協力しあって取り組むことが、多くの困難な問題の解明と解決の力になるのです。また、総合学術誌『日本の科学者』を刊行しています。

代表幹事 大竹美登利(元東京学芸大学)
立石雅昭(元新潟大学)
山本富士夫(元福井大学)

あなたの入会を心から呼びかけます

若者へ。今、日本は岐路にある!

57期代表幹事 益川 敏英

名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構機構長 2008 年ノーベル物理学賞受賞

益川敏英著 科学者は戦争で何をしたか

私は若い時から組合活動や社会活動に走り回ってきた人間なので、(研究第一で社会の問題に疎い)そんな彼らを見るたびにお尻をたたいているわけですが、もっと市民との接点を増やしていかなければいけないと思っています。そういう場を意識的に作っていかなくてはいけない。

我々の課題は、今の社会をどう守っていくかと言うこと。子供や孫が安心して暮らせる社会をどう残すのかと言うことです。そうした問題を議論し合う場に科学者がいれば、その科学的知識を活用して、一般の人とは違うコントリビューション(貢献)できると思うのです。科学者を含め、生活者がそれぞれの立場で知恵を出し合うと言うのはそういうことでしょう。そんな経験をしていけば、科学者も科学バカにならずに済むし、生活者としての視点も養えます。

その意味で、科学者に責任を押し付けるのではなく彼らを生活者として育てる工夫が大事なのだと思います。「科学者である前に人間たれ」(恩師坂田昌一先生のことば)の精神は、そうした人々との交流の中で形成されていくのではないでしょうか。

この世の中で生きていく限り、私たちは社会とのつながりを持たざるを得ないのです。あるいは秘密裏に何が進行しているのか、それに耳をすませなければいけません。その中で日本が平和に向かっているのか、逆の方向に進んでいるのか、科学者も含めて目を凝らして見てほしいと思います。

「科学者には現象の背後に潜む本質を見抜く英知がなければならない」と言う坂田先生の言葉は、今も非常に重いものですが、理性を上手に働かせることができれば、人類は今後100年だって200年だって、戦争せずにいられるはずです。平和運動の先頭に立つつもりはないと言いながら、私が何十年もいろんな運動に首を突っ込んできたのは、そんな未来を信じたいからだと思います。(『科学者は戦争で何をしたか』集英社新書より)

日本科学者会議は、日本の科学の発展とそれを取り巻く環境のことを真剣に議論しています。このことは、月刊誌『日本の科学者』に掲載されています。今、日本が大事な岐路にあるときに、日本の進むべき道、日本の科学の未来について、日本科学者会議で皆と一緒に考えてみませんか。

日本科学者会議元代表幹事の益川敏英さんは2021年7月23日に永眠されました。

『科学者は戦争で何をしてきたか』  集英社新書 2015
ノーベル賞科学者は警告する!安保法制、解釈改憲… 爆走する政治を痛烈に批判! ノーベル賞科学者・益川敏英が、自身の戦争体験とその後の反戦活動を振り返りながら、科学者が過去の戦争で果たした役割を詳細に分析する。
科学の進歩は何の批判もなく歓迎されてきたが、本来、科学は「中性」であり、使う人間によって平和利用も軍事利用も可能となる。そのことを科学者はもちろん市民も認識しなければならないと説く。
解釈改憲で「戦争する国」へと突き進む政治状況に危機感を抱く著者が、科学者ならではの本質を見抜く洞察力と、人類の歴史を踏まえた長期的視野で、世界から戦争をなくすための方策を提言する。

益川敏英(ますかわ としひで)
一九四〇年愛知県出身。理論物理学者。一九六七年名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学基礎物理学研究所教授、同大学理学部教授などを経て、名古屋大学特別教授・素粒子宇宙起源研究機構長、京都大学名誉教授。二〇〇八年ノーベル物理学賞受賞。専門は素粒子理論。九条科学者の会呼びかけ人。

JSAの目的(会則から)

  1. 日本の科学の自主的・民主的発展につとめ、その普及をはかります。
  2. 科学者の生活と権利をまもり、研究条件の向上と研究の組織・体制の民主化につとめ、学問研究と思想の自由をまもります。
  3. 科学における各分野の相互交流をはかり、自主・平等の国際交流をすすめます。
  4. 科学の反社会的利用に反対し、科学を人類の進歩に役立たせるよう努力するとともに、国内国外の平和・独立・民主主義・社会進歩・生活向上のための諸活動との連帯をつよめます。
  5. これらの役割を将来に向けてになっていく科学者を育成します。また、広く科学的精神をもった青年の育成につとめます。

科学者の社会的責任

科学を人類に役立て正しく発展させるためには、何よりも科学研究に携わる科学者がその社会的責任を自覚し、科学の各分野を総合的に発展させ、その成果を平和的に利用するよう社会に働きかけねばなりません。

科学者の社会的責任って、何だろう?

専門家としての知識や経験を社会のためにいかすこと。科学者でなければ判断できないことを公正に判断し伝えること。それによって、人類社会の福祉を向上させるとともに、科学・技術がもたらすリスクを抑止する役割を果たすこと。

SAの具体的な活動は?

総合学術研究集会

JSA会員の研究活動の成果を発表する場として2年に一度開催しています。

夏の学校

院生・若手研究者を対象に、特定の社会問題に関する議論を通じて問題を科学的に捉え科学者の役割を改めて考える企画です。

若手研究者問題委員会

若手研究者を取り巻く様々な課題を取り上げその解決を考える活動を行っています。

軍学共同への反対  |  「大学改革」への対応  |  原発のない社会を

  • 軍学共同への反対

  • 「大学改革」への対応

  • 原発のない社会を

会員からのメッセージ

石井さなえイメージ

科学者の社会責任を果たすために

愛知支部・杏林大学/験神経病理学 石井さなえ

佐々木啓イメージ

研究・教育の「引き出し」を
充実させるJSAの活動

茨城支部・茨城大学/史学(日本近代史)佐々木啓

長谷川千春イメージ

研究分野別学会ではできないつながり

京都支部・立命館大学/会保障 長谷川千春

小滝豊美イメージ

JSAでなければ経験できないこと

茨城支部・農研機構/虫生理学 小滝豊美